転職

転職で採用されない理由は面接にある?採用基準やポイントを解説

「転職活動を続けているものの、なかなか採用されない…」

「自分は社会で働く価値のない人間ではないのか?」

そんな思いをしている方、面接について一緒に見直してみませんか?

今回は、転職で採用されない理由について「面接」の視点から考えていきます。

転職で採用されない…企業が面接で考えている採用基準とは?

転職活動では、企業の考える大まかな採用基準を知ることが大切です。

企業の視点や置かれている状況を掴むことで、より効果的な行動や思考をすることができます。そこで今回、ネット上や知り合いの人事に携わる方、計30人の意見を調査。人事の方がどんな視点を持っているかまとめました。

人事の方は、次のような基準を持って面接をしているようです。

  • 面接でその人のすべては分からない
  • 優秀な人材より「合う」人材
  • 予定外の質問にこそ注目
  • 優等生=採用したいわけではない

こちらについて、さらに詳しくお話しします。

企業は転職の面接で何を見ている?採用の視点を紹介

面接でその人のすべては分からない

多くの方が話に出していた内容です。

そもそも数10分の面接で人となりは分かりません。ましてや会社との相性なんてなおさら。会社も人材も変わり続ける存在ですから、ずっと相性が良いということも無いのです。

その考えを大前提に持つことで、「不合格=価値が無い」という関係が崩れます。

あなたがどれだけ魅力的でも、必ずその魅力が伝わり切るわけでありません。

自信を無くしてしまう気持ちも痛いほど分かりますが、この事実を意識してみましょう

優秀な人材より「合う」人材

だからこそ重要になるのが、「今の自分と企業が合っているかどうか」です。

そのため転職活動では、数年に一度の逸材よりも、今企業と相性が良い人の方が採用されます。方向性が合う人の方が今のびのびと働いてくれる、そう考えるためです。

企業の方向性や雰囲気をリサーチすることが大切というのは、そういった背景から来ているのでしょう。

予定外の質問にこそ注目

用意していない質問にどう答えるかを重視している方も多くいらっしゃいました。

応募した理由や自己PRは、予め答えを用意している人がほとんど。予定外の質問にこそ、その人の個性が出ると考える方が多いようです。

どんな思考の傾向があるか、どういった信念を持っているか、時には好きなものへの思いなど。

あくまでも自分の会社に合うかを見極めるため、用意してきていないであろう質問への答えに注目しています。

優等生=採用したいわけではない

いわゆる優等生を採用したいわけでは無い、という意見も挙がりました。

転職の場合、必ずしも前向きな理由で転職したい人だけではないでしょう。時には、話すことが後ろめたい理由の人も当然います。

そのため、転職者が「完璧な答え」を用意しても採用するわけでは無いのだそうです。

むしろどうしてその企業に転職したいのか、どんな思いや考えで転職先を決めたのか…そういった思考の背景に人事の方は興味を持っています。

後ろめたい理由でも、今の転職の価値が無いわけではありません。前向きな視点を取り入れつつ、そういった部分も考えておきましょう。

転職活動の面接で、採用してもらうためのポイントとは?

それでは、ここまでのお話を踏まえて面接で意識するべきポイントを4つご紹介します。

  • 自分の望む働き方をアピールする
  • 企業の方向性と自身が合うと感じた理由や背景を説明する
  • 予定外の質問には、ごまかさずありのまま答える
  • 後ろめたい内容でも、前向きな視点を取り入れ素直に話す

とは言え、自分の転職はお互いにとって良いことであると思ってもらえることが一番です。

面接の前の準備段階でも、この視点だけは忘れすに対策するようにしましょう。

転職で採用されない理由は?面接から考える企業の視点:まとめ

なかなか転職活動で採用されない方へ、面接の視点から採用されるポイントをご紹介しました。他の視点から考えると、また異なった答えが出てくるでしょう。しかし、共通する大事な考え方はひそんでいます。ぜひ、様々な情報をもとに転職活動での面接対策をしてみてください。あなたにとって、企業にとって実りの多い転職になることを祈っています。