面接

面接で聞きにくい職場事情~出社時間・お昼休憩・上司・飲み会~

面接で質問することと言えば、仕事に関する内容がメインですので、ちょっとした職場事情は聞きづらいものです。

社会人になる前は、

「何分前に出社すればいいんだろう?」

「お昼ご飯ってみんなどうしてるの?」

「上司ってどんな感じだろう?」

「飲み会多いのかな?」

と、気になりますよね。

長く社会人として働いていると分かることも、学生から社会人になる時は想像できないですし、生活がガラッと変わって驚くこともあります。

今回は面接で聞きにくい職場事情を4つ、それぞれ〈ブラック企業〉〈ホワイト企業〉〈公務員〉の場合に分けてご紹介します。

ブラック企業とホワイト企業の違いについて

この2つの言葉には明確な定義がありません。

この記事では労働時間や残業時間が長く、パワハラやモラハラなどの被害があり、労働法に違反したことをしているのが「ブラック企業」、労働時間や残業時間があってもきちんと手当があり、労働法を守り、人材を大切にしている会社を「ホワイト企業」としてお話します。

定刻の何分前にみんな出社しているか

大学生の時は授業の時間に間に合えば良かったのですし、遅刻も数分なら許されたと思います。仕事では「定刻に出社するのでは遅い」と思われることが大半です。

定刻の前に朝のミーティングが入ったり、前日に終わらなかった仕事をするために早く出社したりと「早く出社せざるを得ない理由」があったりします。

特に新入社員は30分前など少し早めの出社が良しとされている風潮があります。

後は、その職場の雰囲気やどんな上司がいるかで違いがあります。

ブラック企業では、就活の時に提示された時間よりずいぶん早く出社しなければいけないことがあります。

ホワイト企業では、仕事をこなせるなら定刻ギリギリでもあまり問われません。

教員は準備や部活などの関係で朝7時時ごろと、非常に早く着いていなくてはならず、官公庁は職場によりますがそれほど早くなくても大丈夫なようです。

ブラック企業の出社時間

(1)暗黙の了解で定刻のかなり前に出社していないと気まずい。

(2)面接で言われた出社時間よりずいぶん早く出社しなければいけない。

(3)前日に深夜過ぎまで仕事をしていて、起きられず遅刻する人がいる。

ホワイト企業の出社時間

(1)30分前ぐらいに出社する人がほとんど。それより早い人もいれば遅い人もいる。

(2)フレックス制の場合は出社時間がバラバラのこともあるし、リモートワークを推進していることもある。

(3)定刻までに出社すれば特に何も言われないが、仕事が多い時は自主的に早く出社する。

公務員の出勤時間

(1)教員の場合、7時頃に出勤

(2)警察官は夜勤担当と引継ぎをするため、6時半には出勤している。

(2)官公庁の場合は職場によるが、早い人は30分前、遅い人は数分前。

お昼休憩はどんな感じでとるか

お昼休憩は美味しいランチを食べられるのをイメージする人もいると思います。

ですが実際は女性ならお弁当を持参する人が半数以上です。

職場で弁当を取っている場合や社食がある場合は、多少お金はかかりますが男性で利用している人が多いです。

ブラック企業だとゆっくり食べる時間がないことがあります。

ホワイト企業はお昼の時間が決められていて急用がない限りゆっくりできます。

公務員はデスクでお弁当を食べる人が多いです。

ブラック企業のお昼休憩

(1)お昼休憩中もデスクで仕事をしながら食べる。(ウィ〇ーインゼリーを飲んで終了)

(2)そもそも昼の時間に食べられない。

(3)睡眠時間が取れないのでお昼休憩に仮眠を取る。

ホワイト企業のお昼休憩

(1)会社に食堂があり、社食もある。

(2)1時間ほどお昼休憩があって、仲間と一緒に食べられる。

(3)昼寝をする人もいれば、本を読んだり、それぞれ好きなように過ごせる。

公務員のお昼休憩

(1)お弁当を持って来る人もいれば、庁舎では食堂で購入する人もいる。

(2)お客さん対応をする所では交代でお昼を取る。

(3)デスクでお弁当を食べる人が多い。

直属の上司になる人の性格

上司となる人の性格は、会社によってかなり大きな違いがあります。

ブラック企業ではパワハラ、モラハラが横行していて「人としてどうなの?」という上司がいたりします。

ホワイト企業では「人材を大切にする」意識が強く、成長できる環境が整っています。

公務員は穏やかで指導に慣れている先輩が多いです。

時々聞く話ですが、新卒で厳しい会社でしごかれた後、ホワイトな会社に転職すると有難みが分かると言われています。

最初からホワイト企業へ入社するのが一番ですけれどね!

ブラック企業の上司

(1)後輩をこき使い、後輩に仕事を押し付けて自分は早く帰る。

(2)仕事が出来ない上司はフォローが大変だし、仕事ができる上司は間違いを見つけるとすぐに怒る。

ホワイト企業の上司

(1)よく気にかけてくれる。

(2)優しいが仕事には妥協がなく、頼りになる。

(3)自分が培ってきたノウハウを全部教えてくれる。

公務員の上司

(1)面倒見がいい人が多い。

(2)教育係(もしくは教えること)に慣れている。

(3)穏やかで結構自由にやらせてくれる。

飲み会の頻度

飲み会はブラックな会社ほど頻繁に行われています。

というのも、飲んでストレス発散しないとやってられないからです。

飲み会で愚痴を言っているとさらに働く気力がなくなるという、負のループになっていたりします。

ホワイト企業や公務員は年に数回で、行事や年末年始の時くらいしか飲み会がありません。ですが、お酒好きな人はつるんで飲みに行っていることがあります。

ブラック企業の飲み会

(1)不平不満が貯まっているので頻繁に開催される。なぜかお酒に強い人が多い。

(2)飲むのが好きな人が多く、小さな飲み会を含めると1週間に1回以上ある。

(3)反対に飲み会が出来ないほど日々忙しいこともある。

(4)飲める人だと分かるとあまり行きたくなくても勝手にメンバーに加えられる。

ホワイト企業の飲み会

(1)夏のお疲れ様会(暑気払い)、忘年会、新年会、4月の歓迎会くらい。

(2)そもそも飲み会は参加しなくても良い。

(3)お酒が好きな人同士はよく飲みに行っている。

公務員の飲み会

(1)イベントなどの後によくお疲れ様会が行われる。

(2)みんなで集まるのは忘年会、新年会、4月の歓迎会など年に5回程度。

(3)飲み会の参加を強要されることはほぼない。

まとめ

面接で聞きにくい職場事情をお伝えしてきました。

上に兄弟がいれば色々と分かるものですが、一人っ子や長男・長女だとテレビで見るくらいでよく分かりませんよね。

この記事に書いたことは一部なので、実際に社会人になると会社によってそれぞれ違いがあります。

この記事を参考に、「郷に入れば郷に従え」というように就職した会社の習慣ややり方に合わせていくようにしてくださいね。