就職

就活に筆記試験って重要?筆記試験の種類や目的を解説

就活で出される、様々な筆記試験。

あんなの本当に意味があるの!?

と、思われる方もいらっしゃるでしょう。

今回は就活における筆記試験の意義や種類、基本的な対策法についてお話しします。

就活で筆記試験を取り入れる理由

まず、どうして就活では筆記試験が取り入れられるのでしょうか。

企業の採用活動では、主に筆記による試験面接による試験が取り入れられています。
筆記では、面接で推しはかることのできない要素をチェックされているのです。

分かりやすいところで言えば学力書類のやり取りやコミュニケーションが必須の会社において、基礎的な学力や理解力は重要な要素の1つです。業種によっては特有の専門的知識を問われることもありますが、こちらも本質は同じでしょう。

その会社で最低限の業務ができる人材なのか見極めるために、筆記試験が取り入れられているのです。

また大手企業ともなってくると、さらに筆記試験の重要性は増します。
大手企業には、毎年数100人、数1000人の新卒採用を相手しています。その1人1人について、エントリーシートや履歴書を1枚1枚丁寧に見ることは大変でしょう。

そこで、筆記試験の結果を1つのボーダーラインに設定し、足切りをしています。
一定以上の学力が無い場合、そもそもエントリーシートを見てもらえないことだってあるのです。

あなたの魅力を伝えるためにも、筆記試験の対策は重要だと言えるでしょう。

就活で行われる筆記試験の種類

就活における筆記試験の重要性についてお話ししたところで、そんな筆記試験の種類について簡単にご紹介します。
それぞれの特徴を掴んで、効率的に対策しましょう。

SPI

筆記試験の中で、最も出題されやすい試験です。
リクルートキャリア社によって作られており、問題数の多さと解答時間の短さが特徴的。

基礎能力検査と性格検査に分かれており、それぞれに対策が必要です。
また企業によっては英語の問題を出されることもあります。事前に業種や会社の特徴を掴み、対策をしましょう。

玉手箱

自宅でも受けられるWebテスティングの中で、最も王道と言われる試験です。
日本SHL社が作成しており、英語が筆記試験で出題されることでも有名なテスト。英語が苦手な方は、早めの対策が必要でしょう。

SPIと比較して難易度が高いですが、高校までのレベルで十分対応できます。
計数、言語、英語、性格テストからなっています。

TG-WEB

ヒューマネージ社が採用している試験です。
計数、言語、英語、性格テストの4分野に分かれています。

前の2つのようなスピード勝負とは違い、見たことのない問題にも対応できる想像力、思考力、対応力などが試されます。事前の演習量が大きく影響しますので、過去問を解くなどの対策が必須です。計数と言語にのみ、従来型と新型があります。

就活で行われる筆記試験、基本の対策法を紹介

最後に、就活における筆記試験対策の基本をご紹介します。
今回は対策の基礎をお話ししますので、まずはこの点を押さえて対策するようにしましょう。

企業情報を細かくチェック

過去問や企業の募集要項を含めて、企業から出された情報を読み込みましょう。
まずは企業自体の傾向を掴むことです。

専門性の高い業種であれば、競合の会社もチェックしましょう。業界研究にも繋がります。

筆記試験の情報をしっかりチェック

企業の特色を踏まえた上で、それぞれの筆記試験に合った対策をしましょう。
自分の学力によって対策開始時期は変わります。

苦手科目を中心に、早め早めの対策を始めましょう。

問題演習と模擬試験を組み合わせる

最後に、筆記対策では問題演習と模擬試験を組み合わせましょう。
適度に本番を想定した演習を行うことで、時間配分や雰囲気に慣れることができます。

組み合わせ方については個人の性格と学力によりますので、ぜひスケジューリングの際に検討してみてください。

就活における筆記試験:まとめ

今回、就活における筆記試験について見ていきました。
ここでご紹介した内容は基礎的な部分ですので、それぞれの会社に合わせた対策を考える必要があります。

筆記試験は、あなたの人材としての信頼感を左右する大切な試験です。
ぜひ、入念な準備をした上で試験に臨みましょう。